2024.09.05

コラム

まあ、マネジメントについて講義をする機会をたくさんいただく。

超絶マネジメントが下手くそなぼくが講義をするなど、半分詐欺のようなものであるが、失敗のほうがたくさんの教訓を含んでいるので、許してほしい。

さて、もう30年近く、理学療法士として働いてきて、色々な人をみてきた。 結論が自分の中で確立したことがある。


マネジャーが実施する研修や面談などで、成長を促進させる≒変わることができるのは、普通の人以上であるということだ。

普通の定義が難しいが、態度がネガティブではないという状態だ。

『この仕事、意味あるんすか?』とか平気でスタッフに言ったり、就業時間中ため息を頻繁についていたり、感情の起伏が激しかったり、まあ、ルール・モラル・エモーションのブレイカーだと思ってもらえればいい。

そういった人には現場の管理職が対応できる手段が限られているし、その人を職場にフィットするようにすることは、とてもとてもとても労力がかかる。 できないとは言わない。


可能性が0とも言わない。 ただ、そこに膨大なリソースを割く価値があるのかどうかと問われると、肯定しずらいところはある。

だから、この業界に未来はないとか、価値がないとか、やっているやつはバカとか、給料が見合わないとか、そういった価値観で生きている人を変えるのは無理だ。


価値は、感じるものなので、そこに価値がないと個人が感じたのなら、もうどうしようもない。

ぼくたちはぼくたちで、楽しく、ハッピーにやりがいをもって仕事するだけだ。

最近、友人がパリパラリンピックに応援にいって、ほんと理学療法士になってよかったという投稿をみた。

40超えたおじさんが、臆面もなく、そういえるというのは、素晴らしいことだと思う。

彼はきっと仕事を肯定できただけではなく、自分の歩んできた道を肯定できたのだ。

ぼくももう、終わりがちらついている年齢だ。

これからは、自分の価値観の合う人にだけ、自分のリソースを割きたいと思っております(´・ω・`)

この仕事がつまんないと思っている人はさっさと転職しなさいとアドバイスするだけだ。

リハビリテーションを
「かたち」にする会社